記事をご覧いただきありがとうございます!
皆さん、バッティングの調子どうですか?
僕は今でこそ、打てるようになりましたが
少し前は本当に練習しても全然ダメでした。
コーチのいう頑張って練習すれば打てるというのは綺麗事だと思ってました。
初めからそういう風に考えてた訳ではないのです。
でも何十年練習しても打てない状態、サボってばかりのやつが試合でバンバン打っている。

こんな現実を突きつけられ、そう思わずにはいられませんでした。
ですが今はそうは思っていません。
確かに才能を持った人間がいるというのは変わりませんが、練習しても上手くなる方法というのは本当にありました。
ただガムシャラに努力すれば上手くなるという訳ではなく、上達にも順序があるのです。

考えてみれば当たり前ですよね。
足し算が出来なければ、掛け算が出来ない。
スポーツもこれと一緒で基本と応用があるのです。
なので練習の効果がちゃんと出ている、または既に打撃成績が良い方は別の記事を読んでいただくことをお勧めします。
恐らく自然に出来ています。
ですが今、打てていない、または練習量の割に結果が出ない選手はほぼ出来ていない技術です。
ではその練習する上で欠かせない技術とはなんなのか。
それは…
脱力です!!!

そんなことかよ…とがっかりされた方もいるかと思いますが脱力なくしてバッティングは上手くいきません。
なぜならバッティングは一瞬でMAXの出力を出す必要があるスポーツだからです。
これは皆さんも体感的に理解できるのではないでしょうか?
釣りでルアーを投げる時を想像してみてください。投げる前に脱力しているはずです。
一瞬で出力をMaxに持っていくには力を抜く必要があるのです。
なぜ脱力が最大の出力を生むのか…
それは動きの邪魔をしないから。
ハードルがあると100メートルのタイムは遅くなりますよね?障害物があるから一気にスピードを出せないんです。
なので邪魔するものを排除する練習から始めるべきです。そこから速く走れる方法を学ぶから結果が出やすくなります。

その為に必要なポイントですが
①ヘッドの重さの利用
②握らない
③片手フォロー
④低出力
【ヘッドの重さの利用】
バットは先端が重く出来ているのでヘッドを落下させるエネルギーを利用しスイングを加速していきます。
イメージはだるま落としです。
だるまがヘッド、グリップはハンマーでずらされた台のイメージ。

ヘッドを下で支えてたグリップが前に進むことで芯が落下する。この振り出しからヘッドの重みを感じられるはずです。
まずはヘッドの重みを感じ、この動きを意識しながら素振りしてみて下さい。
【握らない】
上のスイングをする上でバットを振るギリギリまでグリップを握らずに振る事を心掛けてください。
グリップは振り出しの一瞬だけ握れば充分です。
この一瞬、グリップを握る動きが重力落下のエネルギーをピッチャー方向へのエネルギーへと変換してくれます。

芯落下が始まると勝手に握るので握らずに振るくらいで大丈夫です。
握る力感もグリップに指を絡ませてすっぽ抜けないようにするだけ。
それくらいの力感でも充分バットは加速していきます。
【片手フォロー】
片手フォローにする事でよりスイングの余韻、ヘッドの重みを感じる事が出来ます。
この時に前の手の甲がなるべく空を向くように
こうすることでフォローを大きくとることにも繋がります。

あくまで脱力練習の為にフォローを限定しています。
試合は片手フォローを意識せず、無意識の反応に任せてください。
【低出力】
最初の段階では力を入れない打ち方に慣れる事が大事です。
その為にも普段は出力を7割までに抑えて打撃練習を行ってください。
まずは軽打でインパクトの質を極めてください。
軽打でもインパクトの質を高めると力感以上に打球が飛ぶのを感じられるようになっていきます。
そしてこの4つのポイント意識してノックバットで素振りをするのがおすすめです。

ノックバットは軽くかつヘッドの方が効きやすい作りになっています。
この作りがヘッドを上手く扱えているのか確認するのにとても良いです!
ノックバットをお持ちの方は是非やってみてください。
持ってない方も6000円位で買えるので1本持っておくのおすすめですよ。
新しい感覚が手に入ると思います。
この脱力を習得してから更にスイング効率を上げる技術に取り組んでいきましょう。
※この記事の内容はあくまで練習から試合に繋げる大まかなポイントになります。
決して試合でこのスイングを推奨している訳ではありませんのでその点はご了承ください。
更に練習方法や細かい部分から突き詰めたい方は動画指導をインスタ、またはXのDMよりお申し込み下さい。
出来る限り、早く対応させて頂きます。
皆さんの打撃人生が楽しめる1つのキッカケとなりましたら嬉しく思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!